日経新聞11月10日より
こんにちは。
たまにはお菓子の記事でも。
【概要】
・サッポロホールディングスは、来年3月に、ポテトチップスの生産能力を3倍に増強する。
・同社は、ジャガイモを油で揚げずに遠赤外線で焼いて作る日本では珍しい製法を採る。
・低カロリーが売り物で、20~40代の女性から人気が高い。
・2010年12月期のスナック菓子事業の売上高を、今年度見込み比8倍16億円に引き上げることを目指す。
・スナック菓子は、景気の冷え込みで消費者が外出を控えていることもあって消費が伸びているという。
【解釈】
不景気だと、家にいることが多いので、菓子を買う人が増えるとあったが、これはざっくり言い過ぎていると思う。逆に、消費を控える傾向にあるので菓子のような必ずしも必要でない嗜好品に対する消費は、減るという意見のほうが多いと思う。 ただ、1袋120円程の商品より、小さい袋が4つ連結した150円位の商品は、不況で伸びていると聞いたことがある。「食べたいとき、適度に食べらればいい」という節約ニーズがあるからだと思う。
少し脱線しましたが、売り上げを8倍の16億に引き上げるというのは、かなりだと思う。ヒット見込み商品に対しては一気に投資することが大事なんだろう。でも、逆にその前は売り上げが2億円しかなかったというのが気になった。サッポロといえばサッポロポテトだとおもうが、お菓子事業の売り上げってこういうもんなのか?
遠赤外線で「焼く」ことで作られたポテチはどこかで食べたことあるが、油を使ったものと比べると、やはり味は劣っていた気がする。TVでやってたが、確か「油を適度に使えばヒトはうまいと感じやすい」らしい。うまみ成分のような面もあるのだろう。
そうはいっても、改良を加えていけば独自のいい味が出てくるだろうし、カロリーを気にする顧客層に対して、一定のシェアを維持し続けるロングセラー商品になりえると思う。
「焼くポテチ」成功のキモは、「味付け」ではないだろうか。