日経新聞11月11日より
こんにちは。
このニュースは、きっと「彼女にケータイを折られた」経験のある男性にとっては画期的な内容かもしれません(笑)
ドコモが信じられないケータイを発売。
【概要】
・NTTドコモとソフトバンクは、年末・来春商戦に向けた携帯電話新機種を発表。
・ドコモは、ディスプレー部とキーボード部を分離できる「セパレートケータイ」などを投入。分離することで、通話しながらメールを受信sひたり、カメラのリモコン代わりに使ったりできる。
・ソフトバンクは、1210万画素の内臓カメラに100枚連写機能といったデジカメ並みの高機能端末を投入。
【解釈】
年々高機能化するケータイに、「別にいらないな・・」と毎回思っていたが、セパレートは度肝を抜かれたかも。
片方だけなくしたらどうなるんだろうか?
今のケータイ業界は、まだ高機能付加の競争を各社繰り広げているが、もう少ししたら終わるんだろうか?
機能がどんどん付け加えられていくが、その多くは顧客のニーズをもとに生まれたものではないと思う。それよりも、顧客と他社に対して「うちの会社はこんなすごいケータイ売ってるんだぜ!」というアピールのためだろう。
もちろんニーズを加味しているのは当然だと思うが、機能がありすぎて、そんなにいろんな機能を本当に求めている顧客なんて、ごく一部にしかいないと思う。 私も含めて、すべての機能を使いこなせている人など、見たことがない。ケータイカメラなんて、1000万画素あっても、重いし、送信するとパケ代かかるので、あえて画素数を低く設定してから撮るほどだ。
IT業界では、クライドコンピューティングによって、パソコン本体には機能をあまり入れずに軽くして、機能はすべてネットワーク上で利用するという動きが急速に広まっている。
ケータイも、じきにそうなっていくと思う。
そうなると、カメラの画素数も300~800万画素もあれば満足だし無駄な機能はそぎ落とされる。もっと基本的な部分、電池持続時間とか通話音質向上とかに時間と金と労力をかけたほうが顧客は喜ぶのではないか。そしてケータイでもネット通信が大幅に低価格で、だれもが使い放題になるだろう。
つまり、顧客のニーズをあれもこれも取り込んでいくメタボな携帯電話から、無駄なものはいらない、本当に必要なものだけに絞る、コアマッスルが鍛えられた細マッチョな携帯電話に移っていくのだろう。
「ケータイ各社の機能付加競争」時代から、「端末身軽でネットつなぎ放題」の時代にいつになったら方向転換するのか、楽しみだ。