スタンプラリーで関内北口商店街の活性化は可能か?

日経新聞2011年10月25日

=今日のお題=
JR関内駅北口にある商店街が、共同でスタンプラリー「ぶらりお散歩スタンプラリー」を始める。

目的は北口周辺の魅力を伝えて集客につなげること。

神奈川県立歴史博物館や美空ひばりの像等を約3時間で巡り、7か所でスタンプを集めれば抽選で買い物券などが当たる。

→北口周辺の魅力を伝えて集客につなげる上で、この催しは本当に効果的なのか?

—Think!—

⇒認知は大して広まらず、地元の周辺住民達だけの一時的な盛り上がりで終わる可能性が高い。

「関内駅北口あたりの商店街」を知らない人々(私を含む)がこの知らせを聞いたとき、はたして行ってみたいとワクワクするだろうか。私はしない。もちろん詳細まで知らないので、記事に書いてあった部分でしか判断できないが、スタンプラリーの命名からも想像できる通り、想定ターゲットは決して若者ではない。時間に余裕があって、友達をのんびり遊びに行きたい中高年だとかんがえられる。

そうなると、周辺住民は新聞折り込みチラシか何かでこの催しを知って、スタンプラリーに参加するかもしれないが、1~2駅以上離れた所の住民にとっては、駅ナカ広告などで見かけない限り来くるこもできない。

「5商店街が共同で」とあったが、共同で仲良くがんばりましょうと集まったところで、こじんまりと盛り上がるだけではないかと心配である。思いきって広告業者を使って一気に駅ナカ広告で認知度を上げれば来るかもしれないが、効果が見えにくい以上、広告に費用はかけられないのだろう。

また、「魅力を伝えて・・・」とあるが、魅力は一言で言うと、何なのか、その訴求ポイントを、明確に伝えることができるかどうかも大事だろう。

関内北口商店街の魅力(売り)は何なのか、そして誰を(ターゲット)どのように集客するのか、を明確にする必要がありそうだ。

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