日経新聞1月16日
こんにちは。
修士論文が落ち着いたところで
久しぶりに目に付いた記事を深堀してみようと思います♪
今回は中古ビジネスの話です。
【概要】
・小売り各社にとって中古品ビジネスは新品を脅かす可能性もあるが、不審の本業を補う手段として無視できなくなりつつある。
・商業統計によると、07年の中古品小売業の商品販売額(車、自転車、本、骨董品は除く)は、02年比で64%の3452億円。
・低価格志向はネット通販にも及び、ヤフーの中古品を含む競売サイトは、09年7~9月期の平均落札額が4858円と、前年同期比5.6%下落した。
【解釈】
今まで、業界によっては、中古品ビジネスが予想外に成長するので本業から顧客を奪われそうだという懸念があったが、考え方を変えれば、本業がうまくいっていない企業であれば、(その企業がやっていたらの話だが)中古ビジネスが経営をうまく保管していて手放せない存在になっていた、という話だろう。
中古ビジネスが成長した原因には、3つの要因があると私は分析した。
それは、「安さ」、「面白さ」である。
1点目として、これが一番大きな要因で、分かりやすいものが、中古品のいいところはやはり「安さ」である。そして不況になればなるほど顧客の大部分は低価格志向になり、安いものを求める。その結果、中古品が売れるということである。
2点目として、特に若い人は分かるかもしれないが、中古品店に行くと、昔よく遊んだゲームや、音楽CDなどがジャンク品のように山積みにされていることがある。中古品展は、見て歩いているだけで面白く感じることがある。つまり、一部の顧客は中古品展に対して「なんかいいものあるかな」と期待しながら面白がってお店に入ることが多いのではないだろうか。特に不況で不安感が漂っている現在では、余計面白さを欲しがっているかもしれない。そのような背景から、集客数が増え、売上増加につながっていると考えられる。