今なぜmixiは急激に減益しているのか?

日経新聞2011年11月3日

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ミクシィは2012年3月期の連結経常利益が前期比23~57%減少の13~23億円になりそうだと発表した。
日本国内のSNSでは最も浸透しているSNSであるが、その収益構造としては、7割が従来型携帯電話向けの広告収入である。スマートフォンの普及によって広告主が広告の出稿を抑制している。
スマホ向けの広告はまだ市場形成段階にあるそうで、スマホ向け広告では苦戦しているという。
SNS内で遊ぶゲームによる課金収入は増加しているものの、利益率の高い広告事業の不振は補えない。
今後、収益源の転換を進めるという。

→なぜ外部環境の変化に左右されやすい広告収入を収益の柱として育てていったのか?

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⇒国内でのSNS創成期にSNS会員数一位を目指すうえで仕方なかった。

mixiが急成長を始めた頃、アメリカで流行りつつあったSNSを国内でも広めいていく上で、いち早くシェア1位の座を獲得する必要があったと考えられる。当時はmixiの他にgreeなどがあり、どのSNSが国内で一番浸透していくのか、両方利用していた自分でもどうなるのだろうと思っていた。収益源はもちろん複数あった方が会社としては安定するものの、会員数獲得の為には、会社成長の要だった広告収入に力を入れざるを得なかったと考えられる。
つまり、mixiは狙い通りにシェア一位を獲得できたものの、スマホの普及という外部環境の変化に合わせることに苦戦して息切れを起こしている状態とも言える。

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