■概要
新日鉄住金は棒鋼の販売履歴を一本単位で管理できる仕組みを確立した。
(2014年12月1日 日経より)
■噛み砕いて説明すると
背景としては、
自動車部品メーカーなどが調達素材の品質管理を強めており、履歴の追跡機能を高めるニーズが出てきているという状況にある。
その中で、鋼板や鋼管ではすでに1製品ごとの履歴管理を実現しているものの、棒鋼は得意先や用途がより複雑で管理の仕組み化が遅れていた。
今回、新システムでは、巨大な角柱状の中間品を圧延して切った断面に2次元バーコードを印字してデータを持たせることで実現。
まずは棒鋼の主力拠点である北海道室蘭製鉄所に新システムを導入して、順次他拠点への展開を検討する。