日経新聞090829より
【概要】
日本経済にデフレの懸念がじわり広がっている。総務省が発表した7月の消費者物価指数は変動の大きい生鮮食品を除く総合指数で前年同月比2.2%減と、3か月連続で下落率過去最大となった。
背景としては、昨年の原油価格高騰の反動や、所得低迷による需要不足などがある。物価の下落は当面続くとみられている。
【私見】
「デフレで最も影響を受けるのは中小企業である」との声もあるが、そうなると企業の倒産件数も急増する。昨年のサブプライム問題に端を発する世界的不況の影響は、日本にとって、まだまだこれから悪くなるといえるかもしれない。
【Trivia】
デフレ
デフレーションの略で、物価が継続的に下落する状態を示す。
罹患率(りかんりつ)
ウイルスに感染して高熱が出るなど、実際に発症した患者の割合。感染しても発症しなかったり、は証しても症状がきわめてか軽かったりした人を含めた「感染率」と分けて使われる。