『脳と脳がネットでつながる』
主旨
テクノロジーの進歩によって、映画のような世界が現実的になってきたかもしれない。
こちらのサイトを見て頂ければ分かるが、注目の実験の内容はこんな感じである。
AさんとBさんが、同じシューティーングゲームをしている。Aさんが「あの物体を撃ち落とす」為に指の動きを想像すると(操作はしない)、離れたところにいるBさんに電気信号が送られ、想像された通りに Bさんの指が動き、ゲーム上で狙った物体を撃ち落とすことができたという。
Bさんには、電極ではなく、脳内に微弱な電流を流す水泳帽のような装置がつけられ、信号によって自動的に身体が動くようだ。
So What?
装置によって身体が他者のイメージ通りに、ほぼリアルタイムに動作する、と言うのは驚くべきことだ。
現在は水泳帽のような装置だが、これも改良すればハチマキ型のような小型のものに変えられそうだ。そして無線で通信することができるようになれば・・・
想像しただけで、凄いというか、怖い。
離れた所から、他の人間の動きをコントロールできるのだから、あまりにも衝撃的な技術進歩だ。
また、今は現実的ではないかもしれないが、コントロールされる側の人間を、生身の人間ではなく、自分の分身としてのロボットに担わせれば、離れた安全な場所からもう一人の自分をコントロールすることができ、まさにマトリックスと同じ世界観ができ上ってしまうことになる。
映画の世界が、あながち「非現実的」とは言えなくなってきたのかもしれない。