iPadを用いた子供教育の効果は?

日経流通新聞2012年11月16日


今日のTOPIC

『iPadによる子供教育』
集英社は6月にアイパッドによる英語教育「Cyber Kids(サイバーキッズ)」を始めた。
教諭や保育士がアイパッド専用アプリを使い、TVにつないで動画コンテンツを映す。歌やクイズ、物語など20~30のコンテンツが毎月配信されて子どもたちは楽しみながら学ぶ。

大阪市教育委員会は、全国に先駆け来年度から市内の小中学校で児童・生徒に授業用のタブレットを配布する。まずは7校のモデル校で初め、15年度以降で全市430校で実施する。

ある会社員は1歳6か月の娘の子育てにアイパッド2を活用。今では画面上に表示されたボタンを小さな指で触わり、アプリを起動できるようになった。

タブレットという利器は、個人の可能性を広げているが、誰もが使えるインフラになる日がそこまで来ている。

Why?
なぜiPadを用いた子供教育が広がりつつあるのか。

So What?
iPadをはじめとするタブレットを活用する時代の流れと共に教育コンテンツを制作する企業が増えており、効果や目的をあまり考えない幼稚園や小学校側が、その営業の提案内容を素直に受け入れていることが考えられる。

あくまで個人的に感じたこととして、保育園幼稚園や小学校でiPadを活用することの意義があまり感じられない。わざわざiPadを使う必然性は弱く、場合によっては、アナログ的な部分の良さが損なわれる可能性もある。(極端にいえば積み木の代わりにipadをいじっていることで、脳の活性の仕方に差が出るなど)

写真や企業のサイトを見ると確かに、それ自体は魅力的だと思うが、ビジネスとしてではなく、教育という視点でいえば、果たして本当に子供にとってプラスになるのかどうか・・・検討する必要がありそうだ。

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