<日経、英ファイナンシャル・タイムズ(FT)を買収>
日本経済新聞社は、英国有力経済紙ファイナンシャルタイムズ(FT)を発行するファイナンシャル・タイムズ・グループを買収した。メディアブランドとして世界屈指の価値を持つFTを日経グループに取り入れ、グローバル報道充実を目指し、デジタル事業等の成長を推進する。
新聞記事媒体での読者数は世界一位(日経は既にに1位)約300万部、電子版読者でも世界一位の約93万部(日経43万部+FT50万部)となり、世界トップの媒体となる。
FTはデジタル化の潮流にいち早く対応し、1995年から電子版に対応。経済・ビジネス情報はデジタル情報に高い成長性が見込める分野であり、日経・FT両者の顧客基盤を活かして様々なデジタル事業に取り込む。
(日経新聞2015/7/24「日経、英FTを買収」より)
問
1)日経とFTそれぞれの強みと弱みは何か?
2)日経とFTそれぞれにとって、今回の買収によりどんなメリットが期待できるか?
3)読者にとっては、今回の買収によってどのような影響(メリット)が考えられるか?
回答
test
test返信
1)
日経の強みは紙媒体で元々世界一。グローバルではアジア地域も経済メディアとしてカバー。歴史も信頼もある。弱みとまでは言えないが、電子版は世界的に成長分野であり、読者数も43万と一気に増えているもののまだ導入したばかりでノウハウはまだ未熟?
FTの強みは電子媒体に早くから参入していたためノウハウがあり、読者数も50万とそれなりに多い。
2)
日経にとっては、電子版の強化と、欧米地域もカバーできるようになること。
FTにとっては日経と組むことで世界一メディアになりより経営が安定すること。日経同様、グローバルメディアとしての地位を強固になる。
3)
アジアと欧米という、地域の異なる大手二紙が合併することで、提供される情報も、今後はよりグローバル部分の記事が強化され、その質も高くなっていくと思います。なので今まで欧米の経済紙と日経と2社の記事を読んでいた人にとっては、今後いづれは日経ブランドでワンストップで情報収集をカバーできるようになり、より短時間でより質の高い情報収集ができるようになるかもしれない。