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旅館・ホテル運営の星野リゾートは6日、2014年にインドネシアのバリ島に進出すると発表した。
現地企業が建てるホテルの運営を受託する。
宿泊単価は日本でも運営する「星のや」よりやや高い一室一泊あたり7万円前後。初年度の客室稼働率は60%程度を想定し、半分以上が日本人観光客になる見通し。
宿泊日の気候や顧客の好みなどを考慮し食事の内容を変えるといった「日本のおもてなしも追及していく」と星の社長は考える。
バリ島は米マリオットやカナダのフォーシーズンズホテル等、世界のトップブランドホテルが集まる激戦地。星野リゾートはバリ島の他にも東京大手町での高級旅館開業を予定しており、激戦地での事業を早期に軌道に乗せることで今後の運営受託に弾みをつける。
今までの星野リゾートの対象としてきた領域が分からないが、海外は初めてということで、領域拡大に踏み出したタイミングと言える。ただ、今回のバリ島での旅館の想定顧客の半数以上が日本人という点では、海外といえど今までとそれほど大きな違いはないのかもしれない。
今までの国内での経験で蓄積した経験を活かして激戦地での仲間入りを果たすることで、星野リゾートはブランドの向上につながるだろう。