今日のTOPIC
『スマホ決済 米で広がる』
米国でスマホをクレジットカードの読み取り機として使う決済サービスが普及してきた。
ネット上で簡単な登録をすればその場で使え、小規模な店や個人でも手軽に使えるのが特徴。
草分けの米スクエアは契約者数200万人を超え、取り扱い額は年60億ドル(約4750億円)を超えた。
なぜ?
広まっている一番の理由が「手軽さ」にあるだろう。
主な利用者はカード読み取り専用端末の設置が難しかった小規模店やタクシー、屋台のような移動販売店などである。
日本と比べて、米国はカード決済の割合が多いことも背景として考えられる。
そこからいえることは?
日本でも、ペイパルとソフトバンクの提携によりサービス提供を予定しているが、不正利用防止は大きな課題でもある。手軽さを提供できる代わりに、決済可能上限額を制限するなど不正利用防止の為に多大な試行錯誤やイタチごっこ等による苦労は必要かもしれない。
また、小規模店がカード決済を利用し始めるということは、Tカードなどのポイントシステムを利用する企業も増えると考えられる。現在ではTカードのような巨大ポイントシステムだけでなく、中小企業向けの店舗独自のポイントシステム(パッケージソフト)も国内で生まれつつあるため、ポイント市場に与える影響も見逃せない。