日経新聞090910 より
【概要】
日本経済新聞社が実施した「耐久消費財買い替え実態調査」によると、前年との比較が可能な10品目すべてで買い替えまでの年数が長くなった。景気低迷の影響もあり、手持ちの製品をできるだけ長く使おうという意識は強まっているようだ、
記載されていたデータの一部がこれである。
【感想】
国にとっては、「国民の預貯金額は非常に多いのに、ため込んでばかりで使ってくれない。みんなが少しでも使ってくれれば、日本経済は一気に活気を取り戻すのに・・・」という気持ちだろう(澤上ファンドも澤上さんもこう言ってました)。買い替え年数が長くなっていることが明らかになり、ますます貯め込むようになってしまって困っているだろう。
企業にとっては、ますます販促に工夫を凝らすようになると思う。あの手この手を使って振り向いてもらうためにである。乗用車の場合、買い替え期間が長いほど、ガソリン代が安くてすむハイブリットが人気だろう。
国民にとっては、やはり不況の不安で消費を抑える傾向が続いていると感じた。最近、「そろそろ景気が戻ってきたぞ!」とかいう声をどこかで聞くが、それは大局的に見れば嘘で、国民の消費意欲を上げるためのように思う。
【+α】
連立政権
複数の政党、会派が協力して構成する政権。一般的には、単独で国会の過半数を占める政党がない場合に樹立する。
リベート
メーカーが商取引の中で一定の条件を満たした卸や小売店など流通業者に対して支払う割戻金。非常な複雑な仕組みでる。