※このカテゴリ「レポート【組織変革編】」は、某外資系経営コンサル会社幹部の方から教わった内容をまとめたものです。主に「組織」に関するテーマで書いています。
詳しくはこちら→「第0回 コンサルレポはじめました。」
第17回 危機的状況で重要なこと
① 最悪の想定
安全を前提にしてはいけない。常に最悪を想定する。
② 情報がすべて
現場にある情報を、誰に伝えるか。
情報伝達でリレー方式は絶対ダメ、ネットワーク方式がいい。
リレー方式
情報をA→B→C→Aの順でくるくる回そうとする方式。
・これだと、必ずどこかで途切れてしまい、伝達が停止してしまう。
・AとBの伝達が密になれば、次第にCに情報が行かなくなり回らなくなる。
ネットワーク方式
ABCDがそれぞれつながり、お互いに情報伝達する方式。
③ 指揮命令系統
・危急的状況において権限は誰にあるのか?(そもそも普段とは違う)
・マニュアルを作っておく。
④ 危機感覚を磨く/研ぎ澄ます
・現場はもちろん、現場から離れているところほど注意。
・大きな事故や被害は、本社よりも支社などの「周辺部」で起きやすい。
通常、本社はしっかりやっているので起きにくいし、起きたとしてもその対応が教育されているので被害は少なくて済む。支社や派遣社員はあまり教育されていないので、管理体制も甘いし、本社にも情報が上がってこない。起きても、どうしていいかわからない。なので被害が拡大しやすい。
(危機時のリーダーシップが大事である。)