主旨
ジャックダニエルの新商品「テネシーハニー」がアサヒビールより本日発売された。テネシーハニーはジャックダニエルにはちみつが加わり、“華やかな香りと上品な甘さが特徴”とのこと。瓶入り700mlで税抜き2390円。ハイボール以外の飲み方を提案するなどして、女性を中心に若者の需要を開拓する。
アメリカではすでにテネシーハニーは人気が高く、ウイスキーに新たな味を加えた「フレーバードウイスキー」市場が拡大しているという。
So What?
フレーバードウイスキーと聴いて、コーヒーと葉巻・たばこが思い浮かんだ。どちらも「フレーバー」を付けた商品が存在し、なおかつ大人向けの代物だからだ。苦みや渋みなどが特徴の食品は、それが良い所である反面、その特徴があるからこそ毛嫌いする人も多い。
コーヒーや葉巻の例を考えると、フレーバーを付けた商品は、単に味の変化だけでなく商品そのものの“イメージ”を変える役割を果たしていると思う。
そこでターゲット顧客の幅を広げると言う点では、商品の味ではなく“イメージ”を変えることがポイントになるかと思う。単に「はちみつを加えました」「驚きの組合せ」「女性向け」等とPRするよりは、“「ウイスキー」というものがもつイメージをどう変えるか”に注力し、その為の広告や販売チャネルを構築していくだろう。