今日のTOPIC
米グーグルは、アップルのiphone等を対象にした地図アプリの提供を始める。
iPhone5に標準搭載された地図はそれまでとは異なり、アップル独自開発のものだった。しかし誤表示等が多く、利用者からの批判を浴びていた。従来までのiphoneに搭載されていたグーグル製の地図アプリが強化されて復活されるようだ。
世界のスマホ普及台数は10億台超。スマホの普及と共に地図を利用する場面も増加している。地図データのの確保や更新には時間や労力、経験を要するとのことで、老舗企業や、斬新なアイデアを持つベンチャーを巻き込んだ競争が激化しそうだ。
So What?
ケータイのアプリは、アイデアと技術をレバレッジにヒットアプリを生み出せるという無限の可能性を感じさせるが、地図アプリはデータ収集・更新といった「地道で泥臭い」要素を必要とするようだ。
地図は日常から使用頻度が高く、なおかつ様々なビジネスにも応用できる。
アイデア勝負ならば、時間と共に競争は厳しくネタは出尽くしたような状態になるが、
地図のような、もともとITと縁遠そうに見えたビジネスやそのリソースを必要とするアプリであれば、
アイデアだけでなく「どれだけリアルビジネスと連携できるか」という点が成功のキモになるかもしれない。